ムトウの日記

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海馬は何歳になっても大きくなる!

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こんにちは、ムトウです!

今回は瀧靖之さんの著書「脳が目覚めるたった1つの習慣」より、「脳はいくつになっても大きくなる!」というタイトル通りの内容を紹介していきます。この本めっちゃ面白いのでオススメですよ!ではさっそく書いて行きます。

 

 

海馬の神経細胞は何歳になっても増える 

脳が形成される時期については、0歳から12歳前後の思春期を過ぎたころまでという説が一般的です。

確かに20年ほど前までは「脳の細胞は大人になったら、あとは減るだけ」と当然のように考えられてきました。脳医学の世界でも、脳の神経細胞は加齢とともにどんどん減り、新しく生まれないと思われてきたのです。

ところが、1998年、この説を否定する発見がアメリカの研究所によって発表されました。記憶を司る「海馬」だけは、いくつになっても神経細胞が新しく生まれ、「可塑性」によりその体積を増やすことができることがわかったのです。 

 

記憶をコントロールする「海馬」 

 海馬を増やす方法については、次の記事から説明しますが、その前に、海馬の昨日について簡単に見てみましょう。

 

「海馬」は「記憶全体をコントロールする」という重要な働きをもっています。私たちが両手で両耳をふさぐような格好をしたとき、ちょうどその手のひらが覆うあたりに「側頭葉」があります。左右の側頭葉の奥深いところにあるのが「海馬」です。タツノオトシゴ(英語でsea「海」horse「馬」)に似ていることから、海馬と名づけられました。

日常的な出来事や、たった今勉強して覚えた情報は、この海馬の中で一度整理されます。ここで必要だと判断されたものが、海馬に10秒~20秒程度保管されます。これが「短期記憶」です。

その後、海馬がこれはこの先も必要だと判断したもの、あるいは印象的なものが脳のそれぞれの担当領域に移植され、長期保存されます。たとえば、家族の誕生日や友人の名前、幼いころの思い出、スポーツや楽器演奏に必要な技能などです。これらを「長期記憶」と呼びます。

「海馬」はパソコンでいえば一時的なメモリの役割を果たすと同時に、必要があるものは、ハードディスクに移動してそこで保存させたりするわけです。

 

「長期記憶」が必要になったとき、それを引き出す、つまり「思い出す」という働きをしているのも海馬です。

このように、海馬は記憶全体司る「記憶の司令塔」として重要な役割を果たしていくと考えられています。ですから、海馬の体積が大きいということは、記憶に関わる能力が高く、かつ脳の司令塔でもあるので、あらゆる脳力を発達させる能力も高いということになるのです。

また情動(=生理的な変化を伴う喜怒哀楽などの感情)に関わるいくつもの脳領域とも密接にかかわっているため、人間らしさを司る「前頭葉」をはじめとする機能にも大きく影響を与えます。

認知症の一種であるアルツハイマー病では、この海馬に委縮が見られることで、人間らしさを司る思考力や判断力など認知機能の低下が起こり、最終的には立つ、食べるなどの生きるために必要な運動領域のコントロールも失います。

つまり、海馬を健康に保つことは、思考や判断を明晰に保ち、人間らしさを維持するために欠かせないのです。

ポイント:人間らしさを司る「前頭葉」にも大きな影響を与える海馬。頭脳を明晰に保つには、「海馬」の健康を維持する必要がある。

 

最後に

いかがでしたか?脳の記憶全体を司る「海馬」という器官について、少しでも理解を深められたでしょうか?

僕はこの本『脳が目覚めるたった1つの習慣』を読んで、「僕は、もっと脳を大切にしなくちゃいけないな!」と思うようになりました。

みなさんはどう思いましたか?次の記事では「有酸素運動で脳を鍛える方法」について紹介しようと思います。楽しみにしていてくださいね。

それではありがとうございました。今回はこのへんで!

 

 

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