【紹介】メンタリストDaiGoの「好き」を「お金」に変える心理学が面白かった!
こんにちは、ムトウです!
今回は最近読んだ、メンタリストDaiGoさんの新刊、『「好き」を「お金」に変える心理学』について紹介しようかと思います!
色々と思うことはありましたが、なかなか面白い内容でした!
ではさっそく紹介していきます。
お金を稼ぐだけでは幸せになれない
いきなりですが、質問です。
あなたは、自由に使えるお金がいくらあれば、十分だと感じるでしょうか?
100万円、1億円、10億円、あるいはそれ以上でしょうか。
その必要な金額がわかっていないと、結局は幸せにはなれません。最終的に、お金を稼ぐのは、「幸せ」の為だからです。もし一時的に大金を手に入れたとしても、「もっと欲しい」と思うでしょう。
お金は「目的」ではなく「手段」です。「お金」と「幸せ」のバランスについて一度考えてみましょう。
改めて質問しますが、あなたは、いくらあれば十分だと感じますか?「お金」と「幸せ」のバランスは整っていますか?
まず、大事なのは、「お金と幸せの関係」をしっかりと理解することです。それをしっかり理解しておきましょう。
そして、生きていくために「稼ぎ方」を知っているのはとても重要ですが、幸せになるために大切なのは「使い方」です。少しあとで「使い方」についても触れていこうかと思います。
幸せを遠ざけるお金に関する不都合な3つの事実
幸せを遠ざける不都合な3つの事実があります。その3つとはなんでしょう。
その3つとは・・・
・お金を使うことは悪いこと
・貯金が成功への近道だと思っていること
・お金は使うとなくなってしまうということ
これらの3つすべてが間違っているそうです。
「お金を使うことは悪いこと」という誤解
まず1つ目、日本では、子供は親に「お金を節約しなさい」「若いうちから貯金しなさい」とアドバイスされます。ところが正しいアドバイスだからこそ、いつからか「お金を使う」=「悪いこと」と捉えられるようになってしまいました。
これが私たちを縛っている、お金に関する1つの大きな誤解です。使うことは良くないという意識があると、使い方について深く考える機会を逃します。
お金との付き合い方や考え方について、別の記事があるのでそれを読んでいただけると嬉しいです。↓
「貯金が成功への近道」という誤解
そして、2つ目の、「貯金が成功への近道」だと思っていることについて。
日本人は世界で最も貯金が好きな国民だと言われています。そして実際、国民全体の貯金額は約920兆円あり、約500兆円とされるGDPの約1.8倍もの額を現金・預金で持っているのです。
しかし、いくら貯金があったとしても、意識調査では、日本人の多くが将来に不安を抱えていると答えています。
しかも、日本人の8割の人は「特に明確な目的や使用用途がなく念のために貯蓄」をしており、4割の人が「人生設計(ライフプラン)を持っていない」と回答しているのです。そうすると、お金の使い方について深く考えることなく、お金をを貯めている実態が見えてきます。
とは言え、貯金には一定の心理的なプラスの効果もあります。それは、資産を持つことで、人に自信を与えてくれるのです。
貯金、ゴールド、車、不動産といった資産を持つことは、人に自信を与えてくれます。そうすると考え方、行動の仕方も変わってくるのです。資産を持つことで手っ取り早く自信を回復させる。これだけであなたをとりまく環境は大きく変わっていくはずです。
というわけで、貯金に一定のメリットがあるのは事実です。しかし、「お金」と「幸せ」のバランスを追求していくと、貯金がデメリットになると考えています。
確かに貯金を殖やすことは、資産という目に見えるものであり、すぐに心のよ拠り所となり、あなたに自信をもたらしてくれます。
しかし、ここで忘れてはいけない重要な注意点が1つあります。
それは、資産によって与えられた自信は、本物の自信ではないということです。貯金で自信を得た人は、稼いだお金が、今の貯金額を下回らないように保守的になります。そして、稼いだら貯金を繰り返し、今の地点を保持し、変化を嫌うようになります。
端的に言うと、お金に人生をコントロールされてしまうのです。お金ありきの自信なんて嫌でしょう。
自信を本物に変えるためには、行動を起こし、新たな体験を積み、成功でも失敗でも動いたことによって得られる結果を体感することが不可欠です。
手に入れた資産を本当の意味で自分のものにするには、自己投資を行うこと。そうやって手に入れた自信は、仮に資産が減り、無くなったとしても、誰もあなたから奪うことのできない能力となり、自信の源となるのです。貯めるべきは、お金より努力・経験です。また、ここ一番というタイミングでは、迷わずお金を投じましょう。好きなミュージシャンのライブに行くなど、その為にお金を貯めるのは全然アリなのです。
「お金は使うと無くなる」という誤解
最後の3つ目、「お金は使うとなくなってしまう」ということ。この常識も著者は不都合な事実と言います。
ここまで、「お金は貯めるだけでは意味がない」「使うところには投資すべき」という話をしてきました。3つ目に著者が伝えたいのは「無限ループ」という話です。
お金の無限ループとは、好きなことを選択し、そこにお金を集中して使っていると、あなたの稼ぎ方に磨きがかかり、結果的に収入が増えていくというサイクルのこと。
こういうと、「胡散臭い話だな」とか、「そんなうまい話があるわけない」という声が聞こえてきそうです(笑)
ですが、「お金」と「幸せ」のバランスをうまく確立し、幸せな人生を歩んでいる人の大半は、このサイクルの延長線上で今の立場を作っていると、著者のDaiGoさんは言います。
お金と時間を投資して、その分野について知識やスキルを高めていけば、それが「仕事」に繋がります。しかも、その「仕事」での収入は以前よりもずっと高い金額になります。こうして、「お金」→「好きなこと」→「スキル」→「仕事」→「お金」→・・・というループが出来上がるのです。しかも、これは一回では終わりません。得たお金を「好きなこと」に再投資することで、更に仕事で得るお金が増える、という仕組みです。このように無限ループが出来上がるわけです。
無限ループを回せるようになれば、得られる収入はどんどん増えていくので、お金の心配をしないですむようになります。また、お金を全部好きなこと好きなことに投入できるので、いつでも幸せで居られるわけです。
例えば、著者のDaiGoさんで言えば、彼は読書が好きです。読書で得られる「知識」に投資しています。その本で得た「知識」を仕事(経営コンサルや、セミナーの講師、執筆活動、ニコニコ動画で心理学の解説)などに役立つスキルとして昇華させていったのです。そこで得たお金を更に知識に投資して仕事に活かす・・・という無限ループですね。
フロー体験をできることにのめり込む
あなたには、こういう経験はないでしょうか?
・ゲームに熱中するあまり、いつの間にか1日遊んでいた
・本や漫画を読んでいたら、すぐに1時間、2時間が過ぎていた
・仕事に集中しすぎてオフィスの電話が鳴っているのに気付かなかった
などなど、、、こんな我を忘れて、物事に没頭している状態が「フロー状態」です。
フローとは、心理学者のミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、ある物事に取り組んでいるときに、完全にそのことにのめり込み、集中している状態のことをいいます。
そしてフロー状態になるかどうかが「本当に好きなこと」であるかを見極める有効な判断基準になります。
人は好きなものに取り組んでいるときには、比較的簡単にフロー状態に入ることができる性質があります。
ですから、今、あなたが携わっている仕事や作業の中でフローに入れる部分があるかどうかで、その物事が「本当に好きなことかどうか」「好きになれる可能性があるかどうか」を判断することができるのです。なので、「本当に好き」という趣味があったとしても、今の仕事をすぐには辞めないことです。
フローに入る条件
フロー体験の8つの構成要素について簡単に説明します。
①「明確な目的」
(何のためにそれをやっているのかという明確な目的があり、かつその目的を実現するための手段や、それをやるとどうなるかという予想も、ある程度ついている)
②「集中」
(たくさんの物事の中からそのことを選択し、時間やお金などを集中してもいいと思える)
③「自意識の低下」
(我を忘れた状態になれる)
④「時間の歪み」
(そのことをしているときは、時間が短く感じられる。時間間隔が、短縮、圧縮される)
⑤「レスポンスの速さ」
(ある課題をクリアすると、すぐにその効果を実感できる)
⑥「適切な難易度」
(取り組んでいる物事が難しすぎず、かといって易しすぎない)
⑦「自分で状況をコントロールしている感覚」
(自分が取り組んでいる物事の状況を正確に把握し、その物事を自分が望む方向にコントロールできていると感じられる)
⑧「活動自体に価値を見出すことができる」
(活動の結果として得られる報酬が目当てではなく、活動自体に価値を感じて取り組むことができる)
これらにプラスして、、
9「他者に妨害されない環境」
(電話が鳴る、誰かに話しかけられるなど邪魔されることがない)
それほど好きでないことも、フローの積み重ねで「好きに変わる」
チクセントミハイが挙げた八つの要素。これらをすべて満たしている人は、どんな仕事をしているにしろ、ほとんどいません。経験上、二つ、三つの要素が当てはまり、他の五つ、六つに関しては「たまにあるかな」くらいの結果だったのではないでしょうか。
「好きなこと」を見つけるためには、それで十分です。
というのも、好きなことをしているとき人はフロー状態に入り易くなる一方、フロー状態を体験したことは好きになりやすくなるからです。好きとフロー裏表で、フローに入るから好きになりやすく、好きだからフローに入り易くなります。
もし、今やっている仕事のなかに二つ、三つフロー状態に入りやすい作業があるなら、そこに集中していきましょう。フローになれるものをみつけておくことで幸せがやってきます。
しかし、好きなことがない、フローに入れるものが一つもなかったという人もいるでしょう。
「少し好き」が見つかれば、それを進化させればいい
フローに入れるものがなかった。そんな人もいると思います。
しかし焦ることはありません。「少し興味を持っている」ことを、「フローになれるくらい好きなこと」に進化させていく努力をすればいいのです。
仕事など、最初はできないことが多いですが、継続していけば、徐々に「できること」が増えていきます。その中に「明確な目的」や「自分でコントロールしている感覚」を得られることもあると思います。そこにすこしでも興味を持てる作業があるのなら、まずはそれに継続的に打ちこんでみることが大切です。すると、それがあなたにとって「フローになれるぐらい好きになること」に変わるかもしれません。
好きなことを見つけたら、もっと楽しくなる工夫をする
ここまで書いて来たことを整理すると、まず大事なのは、フロー状態に入れる「本当に好きだと考えられること」を見つけることです。
その際、あなた自身に日々の仕事について「フロー体験に繋がる8つの構成要素」に照らし合わせて検証することが役立ちます。
あなたが得意なこと、好きな事、好きかも知れないものが見つかったら、それで終わらせてはいけません。より容易にフローに入りやすい状態を自分で整えていくことが大切です。
「好きなこと」をマネタイズする
「好きなこと」をマネタイズするための第一歩。
それは、「自分は何が好きで、その物事がどれだけ得意で、具体的に何ができるか」をみんなに知ってもらうこと、です。
例えば、あなたには心理学に関する知識があったとします。しかし、その知識があるというだけでは、仕事はやってきません。なぜなら仕事は一人で完結するものではないからです。基本的に、仕事とは人を巻き込むものだからです。
そして人を巻き込むには、やはり、「好きなことを宣言して人に知ってもらう」ということが大切です。このように、自分がやりたいことをできるようになるには、「私はこれが好きであり、得意です」「その得意を活かして、こんなことができます」という風に周囲に公言することが欠かせません。
2つ目のマネタイズのための方法は、「Give&Give(ギブ&ギブ)」です。
「返報性の法則」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
これは、人は誰かから何かをしてもらうと、必ずそのお返しをしなくてはいけないと感じる心の働きのことです。しかも、この法則で興味深いのは、助けてもらった人が、「受けた恩以上のお返しを相手にしなくてはいけない」という気持ちになることです。
この法則を使って、自分に味方してくれる人を育てていきます。ゆくゆくは、その繋がりから仕事に発展することがあるでしょう。そこで注意するべきなのは、ギブするプレゼントは高価なものではいけない、という点です。なぜ高価なものだとダメかというと、下心が見えてくるからです。例えば、知らないおじさんから、いきなり高級なブランド品を贈られたら、あなたはどう思いますか?確実に不信感を抱くことでしょう。女性なら尚更です。なので、プレゼントする品物は簡単なもので構いません。
そして、さらに重要なことをいえば、大切なのは「気持ち」です。気持ちを伝えるのであれば、ただ一声かけるよりも、一言の言葉を付箋などで添える方が効果的でしょう。目に見えるメッセージは心に残りやすいはずです。
更に更に言えば、ギブする「タイミング」も重要なのですが、ここでは割愛します。気になる方は、ぜひ実際に購入して読んでみて下さい(笑)
そのギブ&ギブが2つ目のマネタイズに必要な一歩です。
3つ目のマネタイズで重要なのは、「好きな事」を通じて他人に「貢献」することです。なぜそれが重要なのか?例えば、あなたが心理学に関する知識を持っていたとして、ビジネスや人間関係に関する問題を解決できる力があるとします。そして、悩みを持っている人に実際にアドバイスをするのです。そしてもし解決することができたのなら、その人は、またあなたを頼るようになるでしょう。そうすることで、リピーターを増やすことになります。そして、更にいうと、あなたの知識で助けられた人が、口コミで「こんな悩みを抱えているなら、○○さん(あなたの名前)がいいよ」とよい噂を広めてくれるかもしれません。何を言いたいかというと、人を助けることで、その助けた人が他の人とのつなぎ役を果たしてくれるということです。そこで重要なのが、うまくいくには、1つ目で解説した「好き&得意なこと公言する」だけでなく、相手の夢や悩みに耳を傾けることが大事です。人は、自分の話を聞いてほしい生き物ですからね。
ともあれ、「貢献」の出発点は「好きや得意」を公言することにあります。そして、相手の夢や悩みに耳を傾けること、自分はその夢や悩みに対し、どう貢献できるのか?を考える、ということが大事です。
さらに、「貢献」による副産物として、「幸福感」が得られるということもあります。人は他者の為に貢献できると、幸福感を感じるようにできています。必ず「ああ、いいことができたな」と幸せな気持ちになるはずです。
好きな事を通じて、他者に貢献し、人脈を作る、というのが3つ目のマネタイズでした。
本当はマネタイズについての方法はあと2つ残っているのですが、ここでは長くなるのでまた割愛します。ごめんね。(笑)
スキルを磨く再投資7つのルール
重要なことは、好きなこと、得意なことで稼いだお金を使ってさらに好きなこと、得意なことへの知識や技術を磨き、貢献できることを増やし、人脈の中で存在感を高め、いずれは仲間を集め、更に稼げるようになっていくことです。
一時的に好きなことで稼げるようになったとしても、意味がありません。大事なのは、そのサイクルをぐるぐると回すことにあります。らせん階段をイメージするといいかもしれません。同じ場所をぐるぐる回るのではなく、徐々に上昇していくイメージです。
無限ループを実現するには、稼いだお金をあなたのために使う再投資が欠かせません。
その7つのルールとは、、、
1・物より経験を買う
2・価格<価値のあるものに使う
3・本に使う
4・自分より他人に使う
5・任せるチームのために使う
6・手間を減らし、時間を買うために使う
7・力が最大化する組み合わせに使う
の計7つです。この7つについて具体的に解説していきます。
と言いたいところですが、そろそろ文章を書くのが疲れてきたので、ここで終了しようと思います!
なんという気まぐれ。(笑)
ここまで来たら最後まで読みたいよ!!!という方がいるかも知れませんが、僕はもうこれ以上は書きません(笑)
続きが気になる方は、店頭か、ネット販売を使って実際に購入してみてください。
本当に面白くて、夢がかなえられそうな気がしてきますよ。実際に何に対して再投資をすればいいのかもわかり易く書いてありますし、僕がマネタイズについて割愛した部分も補完できるはずです。そして、情報はデジタルで見るより、紙で見た方がメモ(書き込み)もしやすく、メリットが多いです。なので、これより先は、実際に手に取って読んでみて下さいね。立ち読みでもいいので。(^^)v
最後に
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。長々とお疲れ様でした。
このメンタリストDaiGoさんの新刊『「好き」を「お金」に変える心理学』はおもしろい内容です。しかし、あえて辛口で言えば、本書の内容は非現実的なところもあります。これは僕の体感ですが。まるで夢物語のように感じる方も多いかもしれません。
なので、僕は面白い!と感じましたが、万人には受けない可能性があります。しかし、そんな本書に書かれている夢のような可能性にしがみつき、実際に行動して、結果を出す人が現れれば、話は変わってきます。
何より大切なのは、「行動すること」なんじゃないかなと、改めて思いました。
本は、読んだだけでは、現実は変わりません。何事も実際に活かさなければ、お金は舞い込んできませんよね。それがわかっているけれど、なかなか実行できない。
難しいところですが、最終的に僕たちに必要なのは「覚悟」「勇気」「行動」だと思いました。僕は怖がりで行動する勇気も、失敗する覚悟もできていません。そんな弱気な僕に、本書は、「一歩を踏み出してみろよ」と言ってくれた気がしました。
今の僕に出来ることは、ブログで情報を発信することです。このブログで発信した知識などが人の役に立てばいいな、と思いながら書きました。
これ以上僕のことを語ると長くなりそうなのでこの辺で終わっておこうと思います。
それでは、ここまで読んでくださった方、2度目ですが、ありがとうございました。
では、今回はこの辺で!