コミュニケーション不全が脳にもたらす影響
こんにちは、ムトウです!
今回は、「脳が目覚めるたった1つの習慣」から、好奇心ではなく「コミュニケーション」についての記事を書いて行こうかと思います。
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それでは書いていくます。
脳に本質的な喜びをもたらすコミュニケーション
前に書いた記事(【まとめ】脳には好奇心が大事だよというお話 - ムトウの日記)では好奇心は脳を喜ばせて活性化させるごちそうだ、という話をしました。
実は、それはコミュニケーションも同様です。
社会的動物である人間の脳には、他人と共感し合いながら生きていくことに本質的な喜びを感じるようになっています。
コミュニケーションを行うときは、脳のあらゆる領域を使います。
相手の話を聞いて理解する、考えて話す、相手の気持ちを配慮する、待ち合わせの場所や時間に注意を払うなど。このようなことを総合的に考えるために、前頭葉や言語野、視覚野、聴覚野など、あらゆる領域が活性化します。
つまり、逆に言えば、コミュニケーションを放棄するということは、脳を総合的に活性化するチャンスを失う、ということに等しいのです。
前頭前野が弱まると社会生活を送れなくなる
コミュニケーションで特に用いられるのが「前頭葉」です。
私たちの司令塔である脳ですが、中でもその中枢といえる「前頭葉」は、「前頭前野」「運動野」「運動前野」の3つに大別できます。
前頭葉の最前面にあるのが「前頭前野」です。ここが、思考やコミュニケーションを司る中心となります。「前頭前野」が司る内容を細かく挙げると、言語理解・コミュニケーション・思考・意思決定・意識や集中・注意を分散・行動制御・感情の制限・記憶のコントロールといったところでしょうか。
「前頭前野」は人間の脳の約30%を占めます。これほど大きな領域を持っている生物は人間以外に存在しません。人間らしい精神活動を司るのが、この「前頭前野」なのです。
うつ病の原因は、前頭前野の働きが弱まることにある、という説もあるようです。人間らしさを司る前頭前野の働きが弱まることで、社会生活を営む能力は低下します。そうならないためにも、コミュニケーションを通じて、日頃から前頭前野を活性化しておくことが重要になるのです。
ポイント:コミュニケーション不全が脳から人間らしさを奪う。人間らしくいるためには、両行なコミュニケーションが必要