慣れているものの中に、新たな喜びを見出す
こんにちは、ムトウです!
今回も、前回に引き続き、「好奇心」に関するテーマで書いて行きます。
前回の記事はこちら↓
それでは書いていきます。
新たなチャレンジはストレスになる?
「熱中できる趣味を持とう」と言われると、新しいことにチャレンジしようと、つい考えがちになります。その意欲がある人は、もちろんどんどん挑戦してください。新たな刺激に脳は活性化します。
いっぽうで、「新しいことを始めようとするとプレッシャーになる」という人も多いでしょう。大人になってからまったく新しいことにチャレンジするのは、子供の頃に比べると、ハードルが高いものです。
そういう人は、「これまで経験したことのあるものの中から興味があるもの」を選んで、再チャレンジするとよいでしょう。
たとえば、子供の頃にピアノを習っていた人なら、またピアノのを始めてみる。サッカーをやっていた人であれば、フットサルを始めてみる。
かつてやっていたことは、やり方が分かっているので、心理的にも取り組むのがラクで、新たに始めることよりもずっと簡単にスタートできます。
趣味を再開させると、慣れ親しんだことの中に新たな気づきや楽しみを見出すことができます。すると、前回の記事で説明した脳の「可塑性」と「汎化」により、脳内の情報伝達路である枝の本数が増えて、脳の処理能力があがるのです。
楽しんでいる人のそばで、好奇心を活性化する
子供の頃から趣味がなかった、今も趣味と呼べるものが見つけられない・・・という人は、身近な人が楽しそうにやっている趣味に参加させてもらうとよいでしょう。あなたの家族や、友人が取り組んでいる趣味に付き合わせてもらうのです。
新たな趣味を始める際にハードルが高く感じる理由の1つは、その趣味に関する情報がなく、楽しみ方をイメージできないからです。
その点、すでに楽しみからを知っている人と一緒なら、楽しみ方のポイントを教えてもらえます。そのため、自分で楽しみ方を一から見出さなければいけないというストレスを、脳が感じなくて済みます。チャレンジのためのハードルが下がるのです。
また、未知の人間関係を一から築くというストレスも感じずに済みます。何かを始めようとするときは、新しいことができるだけ少ない方が障壁は低くなります。
嫌でないならやってみる
中には、「家族や友人がやっている趣味の中に、関心が持てるものがない」という人もいるでしょう。その場合は、「関心はないけど、嫌いではない」「やってみても構わない」と思うものに取り組んでみるといいと思います。
人は、絶対にやりたくないということでなければ意外とこなせます。また、一度こなすと、思った以上に楽しめてしまった、ということは驚くほど多いものです。
「山登りなんてまったく興味がなかったのに、一度友人に誘われて行った山歩きがすごく楽しくて、今では週末ごとにあちこちの山に行っています」という方がいます。その方いわく、山歩きを始めてからは、以前は嫌でたまらなかった仕事のいざこざが、ほとんど気にならなくなったそうです。
好きなことや楽しいことに熱中しているときに放出されるドーパミンには、このようにストレス耐性をあげる働きもあるのです。
楽しむだけで脳力がアップし、ストレスにも強くなれるのですから、人生においてこれ以上に素晴らしい脳トレはありません。「興味がないからやらない」という頑なな姿勢を少し崩すだけで、脳力はアップし、人生は好転を始めます。
ポイント:新しいチャレンジがストレスになるなら、慣れているもの・人と一緒に楽しめることを見つけよう(脳が目覚めるたった1つの習慣)
最後に
どうでしたか?この記事を読んでいるあなたには、何か趣味や熱中できるものがあるでしょうか?
そんなの、なかなか見つからないよ、という方でも「嫌いでないならやってみる」という姿勢を大切にするだけで、人生が好転するかもしれません。
ぜひ自分の可能性を決めつけずに、いろいろとチャレンジしてほしいです。
それではありがとうございました!