ムトウの日記

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【本の紹介】スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

 こんにちは、ムトウ (@non_suger_) | Twitterです!

 

今回はケリー・マクゴニガルさんの新刊、

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』

についてご紹介します!

 

 

 

 

本書の大まかな内容をAmazonから一部引用。

  「時間管理術」「目標設定の立て方」といったビジネススキルから、「雑談の効用」「謝り方」といったコミュニケーション術、ストレス対策まで、日本のビジネスパーソンが抱く様々な課題や悩みを25のテーマに分け、精神論や根性論ではなく、スタンフォード大学ハーバード大学など、世界有数の研究機関の調査結果に基づく科学的見地から「解決の糸口」を示す本書。

  シンプルで分かりやすい説明はもちろん、すぐに試せる具体的な思考法や行動を紹介する「実践的なレッスン」に仕上がっています。

 

実際に読んでみたところ、本当にシンプルで分かり易く、すぐに試せる内容だなと感じました!

表紙にも書いてある通り、この本では、25個のレッスンが紹介されています。そのレッスン内容を皆さんにも伝えようと思います。

 

第1章 成功を、どう引き寄せるか
第2章 人間関係を、どう築くか
第3章 やる気(モチベーション)を、どう出すか
第4章 マイナス(負)の感情・状況に、どう対処するか
第5章 ストレスを、どう力に変えるか
第6章 リーダーシップを、どう育てるか

本書は上の1章~6章(レッスン1~25)までの構成になっているのですが、今回は第1章(レッスン1~4)までを紹介します。 

 

 

 では紹介していきます。

 

第1章

Lesson1のポイント

 《成功するためのルール》

 ルール1

「成長型マインドセット(拡張的知能観)」を持つこと

 

「成長型マインドセット」とは?

 →「自分自身に挑戦することで、潜在能力を発揮できる」という考え方。

スタンフォード大学の心理学者、キャロル・ドゥエッグ教授が提唱。

 

具体的な行動

  • 失敗しても「自分の能力不足だ」と思わないこと
  • 難題に直面した時は、「成長する絶好のチャンス」と心得る
  • ミスして悔いるのではなく、「ミスの内容を理解すること」「ミスが修復可能かどうか」に関心を払う

 

ルール2

 失敗を厭わず、「すべての経験から学習する姿勢」を持つこと

  • 挑戦や失敗は学びのプロセスと考える
  • 過ちや失敗は、”対処法を見つけ出すためのきっかけ”に過ぎないと知る
  • 失敗やミスは、「新しい発見の機会」だと考える

 

ルール3

「アヒル症候群」 から脱出すること

 

「アヒル症候群」とは?

→表向きは自信満々に見せながら、本当のところは必死に周りに追い付こうとしている状況のこと。池を泳ぐアヒルが楽々と水上を移動しているように見えて、水面下では必死に水をかいている状況になぞらえている。この症候群は、特に「エリート」に表れやすい。

 

具体的な行動

  • ミスを包み隠さず、ミスに対処する

 

《「やってはいけない!」ルール》

  • 能力・知性・才能は固定的で変わらないと信じる「固定型マインドセット(固定的知能観)」の考え方で、失敗や苦労を避ける。そしてそれを、人生の目標にしてしまうこと
  • 「失敗を避けたい」とおいう欲求に負けてしまうこと

 

Lesson2のポイント

《時間管理のルール》

ルール1

何でも完璧にやろうとしないこと

 

具体的な行動

  • 「何かをやり遂げるにはこうあらねばならない」という”杓子定規なやり方”を見直す
  • 何かをする時に計画に縛られ、追われるようにやる必要はない
  • 整理整頓されていなくても、よしとする。

 

ルール2

時間を管理するのではなく、自分の性格や癖を管理すること

 

具体的な行動

  • 自分自身が時間と労力をどう管理しているかを把握する
  • 働くうえで何がモチベーションになっているのかを確認する
  • 自分らしく仕事をすることを、自分に許す
  • 「自分の仕事のスタイル」を見極める
  • 「仕事を受けすぎる」なら、その性格を肯定する
  • ToDoリストが自分の生き方を反映しているか、振り返ってみる

例)夜型なら朝に大事な仕事をするのをやめて、1日の遅い時間に仕事を始めても構わない。

夜型なら朝の時間の雑用を済ませたり、運動をするなどリラックスしたりする時間に充てる

 

ルール3

「生産的先延ばし」を実行すること

→最も気がかりに感じていること以外の仕事を「休憩(ブレーク)」と位置付け、やるべきことを終わらせる”絶好のモチベーション”と考える。

 

具体的な行動

  • 最も重要と思う仕事を後回しにして、他の仕事を済ませる
  • 「成功する人が練られた計画に従って事を終わらせる人ばかりでない」と知る

 

ルール4

忙しさは”ポジティブなストレス”なのだと、前向きに受け止めること

→「人間は忙しい方が幸せを感じる」という研究成果もある。

 

具体的な行動

  • 「仕事の量を減らしても、幸せなになれないこともある」と知る
  • 「忙しさが適度のストレスになり、幸せを感じることもある」と知る
  • 時間が足りずに文句を言いたくなった時は、「忙しいほど幸せ」と思ってみる

 

《「やってはいけない!」ルール》

  •  完璧を期すこと
  • 「やらねばならないこと」を常に優先すること
  • 「自分がエネルギーを発揮できない時間」に、大事な仕事をすること
  • 「時間が足りない」と、自分に文句を言うこと

 

Lesson3のポイント

《成功する服装・スタイルのルール》

ルール1

服装は「仕事の質を変える」と知ること

→服装次第で、なりたい自分を表現したり、仕事の質を高められる。服装が「自分の役割を果たすための能力」を最大限に引き出す手助けになることを、米ノースウエスタン大学宇の心理学者たちが発見した。

 

具体的な行動

  • 「服装は自分の気持ちだけでなく、仕事の成果も変えられる」と知る
  • 「自分はこうなりたい」と思う特徴と服装を結びつける
  • 「仕事に対するコミットメント」「専門性」を象徴する服を身に着ける

 

ルール2

成功する服選びは、「自分らしさ」を最優先すること

 

具体的な行動

  • 選んだ服を着ていて、「気分がいいか」チェックする
  • 選んだ服が、自分の個性を表現しているか、チェックする

 

ルール3

服装を選ぶ時、「1つだけ」チャレンジしてみること

 

具体的な行動

  • 「きちんとした服」と「(自分が)楽しい服」を組み合わせて着てみる
  • 「対照的な装い」を取り入れる

例)クラシックなスタイルの服の場合、対照的な装飾品(女性ならネックレス、ブレスレットなど)を身に着けると、そのこと(チャレンジ)で、自分も楽しめる

 

《「やってはいけない!」ルール》

  • 自分らしくない服装をすること
  • 土地柄、周囲の雰囲気に合わせた服を、無理やりきること
  • 「目立ちすぎないため」だけに、服装を選ぶこと
  • 自分の好みから外れ、他人に印象を持ってもらうためだけに服を選ぶこと

 

Lesson4のポイント

ルール1

体の姿勢を変えること

→「頭の上に両腕を伸ばして立つ」といった体を開くポーズを取ると、自信を生み出すことができる。こうしたポーズが「パワーポーズ」と呼ばれ、高いパフォーマンスを発揮するのに効果がある。

 

「パワーポーズ」とは?

ハーバード大学ビジネススクールのエイミー・カディ准教授が提唱。パワーを生み出す姿勢のことを「パワーポーズ」と呼び、「無気力感」を「自信」に変えることができると証明した。

  • 体の姿勢によって、マインドセット(心の持ち方)を変えることができる
  • パワーポーズを取ることで、生理学的に自信の表れであるテストステロン(男性ホルモンの一種)の値が増える

 参考動画↓

 

参考書籍↓

具体的な行動 

米国なら「机の上に足を乗せて、椅子に寄りかかって座る」のがパワーポーズの1つ。日本、韓国、中国なら「背を伸ばして立つ」「腕をまっすぐにして座る」方法が効果的。

 

ルール2

過去に「創造的だった時」と”同じポーズ”を取ること

→ 創造性が豊かだった時、アイデアがどんどん生まれた時、そうした過去の”絶好調状態(フローの状態)”の時に取ったポーズを再現することで、その時の記憶が呼び覚まされ、創造性の扉を開くことができる。これを「創造性のポーズ」と呼ぶ。

 

具体的な行動

  • 行き詰った時、先延ばししたくなった時などに「創造性のポーズ」を取る

例)著者の場合、「床に横たわる」のが創造性のポーズ。新しい授業内容を企画する時、新しい原稿を書きだす時、床を綺麗にしてから横たわる。クリエーティブなものを生み出す必要がある時、体を横たえて、伸び伸びする。

 

ルール3

「物理的環境」を変えてみること

→屋外や天井が高い空間といった「広がりのある空間」は大きなテーマを考える場合や、アイデアを生み出す場所に適している。閉ざされた空間では、具体的で細かく綿密な考え・思考を呼び起こす効果がある。

 

具体的な行動

  • 外に散歩に出かけたり「広がりのある空間」に出たりして、環境を変えてみる
  • 環境(場所)を変えるだけでなく、バックに流す音楽にも同じような効果がある

例)著者は、仕事に猛烈に集中したい時は、ジャズやエレクトロニック・ダンス・ミュージックの曲をかける

 

《「やってはいけない!」ルール》

「創造的な仕事をする時」も、報告書の作成など「緻密さが求められる仕事」をする時も、同じ姿勢(ポーズ)や同じ空間で、作業をすること。「何を生み出そうとしているか」で、取るべきポーズ、方法は変わる!

 

 

最後に

 以上で、第1章(レッスン1~4)の紹介は終わりです。

こんな感じで沢山書いてきましたが、これでも内容の6分の1程度です。もし、続きが気になる!もっと具体的に知りたいよ!という方が居たら、実際にじぶんで購入して読んでみることをおすすめします。

本書の中には、さらに具体的な著者の体験談などを交えて分かり易く解説されていますし、いろんなストーリーがあるのでとても勉強になりますよ!

ネットで情報に触れるだけよりも、お金をを払って、実際に手に取って読んでみる方が内容もあたまに入ってくるという点でもいいですしね。

僕的には、とてもおすすめの科学的自己啓発本なので読んでみてほしいと思います。きっと値段以上の価値を感じてもらえるはずですよ。

それでは、今回はこの辺で!(^^)