ムトウの日記

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科学的に分かった!正しい子供の褒め方とは

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こんにちは、ムトウです。

 

とある漫画を読んでいたところ、「これは教育に使えそうだ!」と思った部分があったのでブログに書いておこうと思います。

 

 

 

子供を褒めるときは、才能より努力を

 

まず結論から、

「子供は才能や知性をほめるよりも、努力や行動についてほめたほうが良い」

ということがわかりました。 

 

スタンフォード大学の心理学者であるキャロル・ドゥエック博士は、

400人の小学生たちに簡単なパズルを解かせました。

すると子供たちは簡単なパズルなので、みんなよい成績をとります。


そこで、子供たちをAとBのグループに分けました。

 

Aのグループには

「頭がいいね!」「才能があるね!」

というように知性や才能について褒めました。

Bのグループには

「頑張ったね!」「よくやったね!」

というように努力や行動について褒めました。

 

そのあとドゥエックは子供たちに聞きました。

「ではこのあと一つだけパズルをやってもらいます」

「カンタンなものと難しいものどちらがいいですか?」

すると、知性や才能を褒められたAグループの大半は「カンタンな方!」と答えたの

に対して、

努力を褒められたBグループは「難しい方!」と答えました。

 

すなわち、努力を褒められたBグループの方がチャレンジ精神を持ったのです。

(知性や才能を褒められた方は、その自身が傷つくのを恐れた)


さらに実験は続きます。

そして実験者は子供たちの答えに関係なく難しいパズルをやらせました。


その結果、

努力を褒められたグループは、才能を褒められたグループよりも

熱心に取り組み、明らかに成績が高くなりました。


さらにそのあとで難しいパズルをどう感じたか聞くと、

Bグループは

「楽しいパズルだった!」「持ち帰って解いてみたいな」と答えたのに対し、


Aグループは

「面白くなかった」「持ち帰らなくてもいい…」というように、自信を失っていったの

です。

すなわち人間は、頭や才能など生まれ持ったものを褒められるより、

努力や行動などを褒められた方が、長期的に自信を持ち続けることができるのです

 

最後に

 

僕は、このマンガで紹介されていたこの実験をみて、「これは!」と感じました。

僕は、教育に関心のない親に育てられた(正確には仕事で忙しかったと思う)ので、失敗を恐れ、自信を持つことができず、いつもウジウジしていました。何をするにもハッキリしない。自分の意見を言うのも怖い。きっと、僕は愛されていないんだ…。そんな子供時代を送ってきました。

 今では成長して、少しだけ自分に自信が持てるようになりましたが、それでもまだまだです。仕事に挑戦するにも怖くてビクビクしてしまいます。

 そんな僕のような経験をしてほしくないと思い、この記事を書いたのです。

 この記事を読んでくれた保護者の方や教師の方、もしくは何か指導する側のひとには、ぜひ子供やその人の努力や行動に目を向けてほしいなぁと思いました。

 

まとめ

  • 子供を褒めるときは、努力や行動を褒めよう!(子供に限らず、大人でも同じ)
  • 努力を褒めることで、チャレンジ精神や長期的な自信を育てよう!